読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

私と貴方の共同幻想

アイドルがアイドルしてくれる世界

自担への恋心を思い出した話

Hey! Say! JUMP

※コン前に真夜中に書いた日記を書き起こして加筆修正しています。
途中から少女漫画の主人公もびっくりするくらいポエミーになりますので、薄目でご覧いただいて無理だと思ったら早めに脳内清掃してください。

 

「ちゃんと“担当”ができていない気がする。」

ここ最近ずっと、自分の中で漠然とそんな不安に駆られていた。

以前程の熱量が自分の中にないのでは、という感じ。
つい先日、2015年の薮くんを見返す機会があり、それがもうあまりにもどストライクで、そりゃあまあ落ちた時期の薮くんなんだから当然なんだけれども、あ、私、2016年版金髪薮くん(※多少の増量済)への愛が2015年版薮くんへの愛を上回っていないのではないか……?とふと思ってしまったのだ。

周りの方々は概ね「どんな自担も好き、かっこいいを更新し続ける自担最高!」と言っているような気がして(不安に駆られていた私の歪んだ印象)、全身全霊で今の彼を賛美できていない自分に焦りを感じた。

そんな、自担に前ほど・周りほど沸けない問題に加えて、
こういう風にSNS中心にオタク生活を送っていると、意識せずとも目に入ってくる情報や主義主張のあれこれに、勝手に振り回されて疲れを感じるようなこともあり。

そして、Twitterでうまくつぶやけない日が続いた。
怒涛の勢いで活動する彼らの活動の一つ一つにリアクションできない自分が、
周りと同じタイミングで同じテンションで騒げない自分が、
周りの方々のようにうまく彼への思いを文章にできない、しない自分が、嫌になった。

 

じゃあ、私の中には、もう彼を好きだという気持ちはないのか?

これはコンサート前にちゃんと考えたほうがいい気がする。
一度、素直になって、心静めて考える時を持とう。


そう思って、夜、湯船でひとり膝を抱えたとき、ふいに、
彼のまなざし、何か言いたげに開かれた口元とが浮かんできて、

そうだ、このまなざしが好きだったんだ――

メンバーなど、目の前の対象を慈しむように細められた目元、
少し低音でふにゃりとした特徴的な笑い方、
落ち着きを感じさせる話し方のテンポとその包容力、

少し。本当に少し喋っているのを見ただけなのに、もう丸ごと好きだ、好きになってしまったと全身で感じたあの瞬間のことを思い出した。

彼について、それ以外の情報がなかったとしても、きっと好きになっていたと思う。

よくある一目惚れみたいに、すっと冷めさせてもくれなかった。
だって、本当に素敵な人だったから。
それから知っていった彼自身や彼を取り巻く一つ一つのことが、すべて彼を更に好きになっていく要素でしかなかった。

もっと完璧なアイドルや、人気のあるアイドルなら、それこそジャニーズの内外に沢山居る、それはわかってるんだけど、理由を見つけてから恋したわけじゃなくて、恋をしたから、好きな理由が沢山できた。
好きになった人が、もっともっと好きになる理由をどんどんくれて、「好きになれよ」「好きでいろよ」ってスタンスを示してくれて、そしたらもう心底好きになって好きでいるしかなかったんだった。

笑ってほしくて、近づきたくて、声が聴きたくて、できたらこっちを向いてほしくて、
でもそんな身勝手な願いはぜんぶ叶わなくてもいいから、姿をただ見ていたい、
ただただそう願って全身切なくなるくらい好きでどうしようもない。

……そんなことを全部一気に心の中で蘇らせたら少し泣いた。


せっかく感じた最初のときめきを余計な手垢で曇らせてしまっていたのかな。
悩んでいたこと全て取り去ってシンプルに彼に想いを馳せたら、あまりにも彼のことが好きすぎる自分にちょっと驚きました。笑

彼のあのまなざしがある限り、
彼が誰かを何かを慈しんで笑っている限りは、
彼のことを好きでいるだろう、と、好きの原型をもう一度確かめた感覚。

彼自身の姿かたちや彼を取り巻く環境は変わり続けていくし、それについてもテンションは上がったり下がったりあるけど、その中で、変わらず笑っている彼を、ただ穏やかに「好きだなあ」と思うこと。そういう想いを味わうこと。それを大切にしよう、と思い直しました。

 

(素直になってからコンサートに行ったらあまりにもかっこよくて好きすぎて結局また泣いた)